スバルR1に乗ってます 

ヴィッツGRスポーツ”GR”を降りて、訳あってスバルR1に乗り換えました。今はスバルR1の2台目ベリーレッドのR1S-AWDとなりました。今後ともよろしくお願いいたします。

ヴィッツGRスポーツ”GR”のエンジンってどうなんだろう?

速い車ですねー!

って言われるより、

やっぱり上手いですね!〜と言われるドライバーになりたいものです。

 

さて、ヴィッツGRのエンジンですが、1NZ-FEという1.5LのNAエンジンを搭載しています。カローラ等に搭載されるエンジンですので、特筆すべきものはありません。

カタログ馬力は109馬力となっています。

商品としては、正直・・・魅力に欠ける感じは否めません。

数字だけなら。

 

でも、全開走行をすると、思いのほか走ります。

 

え?ヴィッツってこんなに走るの?

って思いますよ。

 

 

何事も乗り手次第です。

 

 

普段は、驚くほど静かで、外の音の方が煩いくらいです。

エンジン音も耳に付く程、嫌な音ではありません。

 

もう少し、やる気な音がしても良かったかもしれません。

普段乗りも考えると、総合力の高いエンジンだと言えると思います。

 

ヴィッツGRスポーツ”GR”の持ち込み登録って?

ヴィッツGRスポーツ”GR”はメーカーチューンドモデルです!

ヴィッツGRは持ち込み登録車となっており、改造車扱いとなっています。

そこが、GRブランドが本気の証拠です。

 

一般車は、工場で生産されたときに型式が付与され、書類を提出することでナンバーが習得できます。

持ち込み登録車は、車両を陸運へ持ち込み、ベース車からの改造箇所の検査を受けます。問題がなければ、ナンバーが習得できます。

 

普通は、生産工場→ディーラー→ユーザーですが・・。

ヴィッツGRは生産工場→改造工場→ディーラー→陸運→ユーザーとなる訳です。

 

手間は掛かる様ですが、本当に改造車だからこその扱いだと言えます。

ライン生産で対応出来ない特殊な対応となります。

ウェルキャブ等の特装車も同様の扱いをしています。

 

ちなみに、

持ち込み登録車は、検査時に燃費を実測する為、ベース車両からエコカー減税等の対象から外れる場合があるそうです。

というか、改造されている時点で殆どが対象から外れる様な気がします。

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ヴィッツGRは、パワーが無くシャーシ性能が高いという車なので、良さが判り難いのが残念です。

 

個人的には、エンジンパワーに差が出せないモータースポーツさながら、ボディーワークやサスペンションを鍛える方向性は嫌いじゃありません。

ヴィッツGRスポーツ”GR”って速いの?

この手の車では、速い遅いは気になる所ですが、

筑波のラップタイム等比較すると同等クラスの中で特に遅いという事は無さそうです。

 

同等クラスというのは、

マーチ、フィット、デミオ等の排気量が1.5ℓの車両を指します。

スイスポは車両のサイズ感は似ていますが、1.4ℓターボ車なので、

クラスは1段上といった位置付けになります。

 

ヴィッツRS等が同等クラスで著しく劣る車では無かった為、

それをベースとするヴィッツGRも同様に特別速くなったり、

遅くなったりというのは無い様です。

 

GRって宣伝するのに、速さは据え置きですというのもどうなのか?

と思いますが・・・。

 

実際にちょっとだけ、全開加速してみましたが、

うーん・・・踏み込んでも思った以上に加速して行かない様な・・・。

スルスルと走ってる様な。

エンジンはスムーズに回りますがトルク感が薄く、引っ張る感覚はそれほど強くありません。

 

あと、せめて10~20psくらいあると全然違ってくると思うのに残念です。

 

散々、パワーが無いとは言っていますが、

ワインディングを流して走る分には問題ない走行性能で、

コーナリング速度は抜群に速く、直線加速では圧倒的に遅い、そんな感じです。

 

シャシー性能が高められている事と、サスペンションのセッティングがレベルが高い為、操縦性は高く安心してドライブを楽しむ事が出来ます。

 

また、NCP131ヴィッツは4輪ディスクブレーキを備え、ABSが非常に優秀です。

その為、旋回ブレーキングでもライントレース性が高く、ウエットでも安心して攻める事が出来る車です。

 

ヴィッツGRは、シャシー性能と制動性能が動力性能を大きく上回る車です。

走行限界は高いので、性能を絞り出して走る事が出来れば、遅い車とは言えません。

 

直線番長な方には物足りない車ですが、横Gを感じながらワインディングをハイペースで走りたいという方ならすごくお勧め出来ます。

是非、お試しください。

 

追伸

TRCを解除するとエンジンレスポンスが上がる様な気がします。

通常はTRC制御が入り、エンジンレスポンスを落としているのかもしれません。

本件は、後日、検証します。

 

ヴィッツGRスポーツ”GR”ってどうなの?

 ヴィッツGRスポーツ”GR”ってどうなの?

自動車の出来栄えというものは、発表されてから確認する事になります。

開発中の車両に関する情報は殆ど発信されません。

理由は、ライバルメーカーに先を越させない為だったり、開発途中で仕様変更、コンセプトの修正があるからです。

 

よって、本物を見るまでは判断できないのです。

 

では、多くの車好きが集める情報は何処から得ているのでしょうか?

当然ながら、メインは雑誌やWEBの記事となります。

記事を見ると、開発コード位は当たっていますが、開発内容の情報は殆どデタラメです。実際は当たっていても困るのですけどね・・。

 

なぜ、断言できるかと言うと、自分自身が車両開発に関わっていたからです。

そこには、携わらなければ分からない情報が沢山あります。

 

 

雑誌やWEBの記事は、

作りもしていない車両の夢物語すらある空想の産物としか言えません。

 

 これが、未発表の車両だけなら夢だけで良いのですが、

実売されている車ですら、笑える変な記事が多々あります。

 

人気のある車や評価が高い車が必ずしも、

優れた車では無いというのを覚えて置いて頂きたいなと思います。

 

 

そんな訳で、このブログでは本当の所はどうなのか、

また、エンジニア視点で技術的な面から何か紹介出来たらと思います。。

 

当方は一応、専門性の高い、車両に関わるエンジニアです。

疑問とか質問があれば、ヴィッツGR関連以外でも答えられる範囲でお答えします。

良かったらコメントください。

 

それではレビューをしたいと思います。

 

①内装インテリア・・・安っぽい

 

車両価格からみると内装は良いとは言えません。やはりプラスチック感があり、革シボの設置などは古さを感じます。近年は、シボ柄も増えており車のイメージで色々な柄が設定されています。革シボの性能は折り紙付きですが、個人的にはもう少し凝ったシボを設定しても良いのかなと思います。

内装はヴィッツのミドルグレード程度と思って差し支えないです。

オーリスRS(著者の前所有)は左右にバニティーランプが在りましたが、ヴィッツGRは設定なし。

ルーフヘッドライニングにはケガキが入っているだけとなっています。

 

②内装インテリア・・・良い所

批判だけでは可哀そうなので、良い所も。

根本がダメでも、ドアトリムやシートは張物に良い生地を使って触感を高めています。

肌さわりも良く、対応策としては良い感じです。

全体的に、直接触れる箇所には拘った表皮を配置している。

またヴィッツGRでは、カーボン柄が各所に配置されている。

でも実はプリントでは無く、レーザー彫刻で繊維を彫刻しクリアー塗装が行われている。触ても鏡面だが奥にカーボン生地が透けて見え、立体感が見て取れる。

こういった地味だけど、ちょっとした拘りが各所に見え隠れします。

シートの出来が非常に良い。合皮とスエード調のFABの組み合わせです。

車格としては、一クラス上の上質感があります。

スポーツタイプのシートなので、ラグジュアリーな感じはありませんが、

座り心地が良いシートになっています。

 

③外装

フロントのバンパーがGR専用です。押し出しが強くて、ヴィッツとは思えない造形です。ヘッドライトもマイナーチェンジで新しくなった物を採用しています。このヘッドライトはカッコいいと思います。

GRはデザインが特別なので、好き嫌いがハッキリ別れるだろうなと思います。

自分は結構好きです。

フロントバンパー以外は殆どがGsからの流用と思います。

安く造りましたねって、ちょこっと思いまいした・・。

今回、ブレーキキャリパーが白く塗装されています。見た目はカッコいいと思ったのですが、ブレーキダストですぐ汚れる為、汚さが目立ってしまいます・・。

個人的には白より、グレー系の色で塗装してくれた方がよかったなと思います。

 

④走りは軽快

ヴィッツはとても軽快に走ります。

オーリスRSから乗り換えた時、軽快感にすごく驚きました。

軽いだけの車では無く、軽いけど剛性感や接地感がしっかりあるそんな車です。

また、ギアーは全体がクロス気味で加速時に繋がりが良くなっています。

バランスが良いので、腕があれば限界を引き出して走る事が出来るような車だと思います。パワーに頼っては走れない車なので、これからモータースポーツをやってみたいという人にもおすすめの一台かもしれません。

 

 参考になりましたでしょうか?